私たちの出荷するアルミ再生原料は市中から買い付け集めた、いわゆる「スクラップ」です。
世の中で一度製品としての役割を終えた、または製造過程で生じる端物など様々な「スクラップ」
これをただ単に右から左へと流すのが仕事ではありません。
「スクラップ」と呼ばれる状態で生産グループの社員がトラックで集荷、自社構内にて荷降ろし、「アルミ再生原料」と呼称できるまで分離分解や選別、洗浄など極力純度を上げる最適な工程 (格上げ)」を施し品質を担保した上で合金メーカー様や商社、ディーラー様へと出荷、販売しております。
アルミマテリアルは国内消費が年間約400万トンといわれております。
そのうちの約4割がスクラップ状態からリサイクルルートに乗り再生されたアルミニウム二次(再生)合金地金です。
何ゆえにその驚異的再生率を誇るのかといえば、それはその素材特性にあります。
融点が低いアルミニウムは溶解して簡単に再生することができます。
アルミニウム再生に必要なエネルギーは新たなアルミニウムを原料鉱石から精錬する事と比べ僅か3%しかかからず極めて効率的再生が可能です。
幾度にもわたるアルミニウムの再生を推進する事が省エネルギーへの貢献であり、持続可能な社会を形成することの一助となります。
アルミニウムは電解工程を経てボーキサイトからアルミナを抽出し製造します。
電解工程は莫大な電気エネルギーを必要とし脱炭素社会から逆行したものであります。
元来アルミニウムは天然では酸素など様々な元素、物質と結合しており、電解工程を経ることで強力な電力を加え、この結合を引き離しアルミニウム(純度99.75%)を生成します。
他方、弊社が関わるアルミマテリアル再生は前述の電解工程を必要としないため、JIS等の規格に沿った精度の高い成分調整が出来れば新塊比3%のエネルギーでマテリアル再生が可能です。
アルミ再生原料買受け
また、自治体が資源ごみとして回収したアルミも買受けしています。
選別・洗浄
これにより保管や運搬等が容易にできるようになります。
アルミ再生原料販売
輸送
また原料販売先への輸送も行っております。
品質のこだわり(63Sの生産)
積み下ろし
選別
切断
プレス
検査
同時に再度目視による検査を行います。
梱包
再度、目視による検査と磁石を全体に当て、異物が入っていないか確認作業を行っていく。
洗浄
ここでも、目視による検品作業。